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自分をグローバル化する20の方法

いきなりですが、問題: 【問】イスラム教徒がもっとも多い国はどこか? 【答】A. インド B. サウジアラビア C. インドネシア D. エジプト この問題は、自分たちがいかに固定観念に縛られているかを教えてくれる(正解を知りたい人は問題をそのまま検索エンジンに投げてみればOK)。自分は9月にこの答えである国に旅行に行っていたので答えられたが、そうでなければ単純に「イスラム=中東」という固定観念に縛られ、誤った選択肢を選んでいたと思う。 某社が声高く「グローバル化」を叫び始めるずっと前から、気づけば、今目の前にあるコンピュータ、使っているサービス・ソフトウェア、着ている衣服、食べている食材だって、ほとんどが外国産であることに気づくはず。「China Free」を究極まで追求する人は、明日から漢字を一切使わずにアルファベットだけで、全裸で飢えながら生活するしかない。自分の場合、職場でも、イスラム教を信仰するトルコ人や、ベトナム人、スリランカ人などの楽しい同僚達と日本語や英語でコミュニケーションし、食堂では中国人グループが中国語や日本語で楽しく会話をしている。 それほどまで現在の地球は相互に依存し合っている。 しかも、「国際的企業の多くは気づき始めているが、グローバルな志向はもはや理想ではなく実践の対象だ。世界的に競争の激しい業界において、「グローバルに統合された企業」になりきれない多国籍企業は長続きしないだろう」との言葉の通り、グローバル化とは、今やもはや「理想」や「憧れ」などではなく、ほぼ全ての人に取って「必然」である。 書店でたまたま手に取ったマーク・ガーゾン著『世界で生きる力 自分を本当にグローバル化する4つのステップ』が、自分の今の状況や問題意識とぴったりと合った良本だったので、特に印象的だった「世界で生きる力を身につける20の方法」を中心に書評を書いてみようと思った。 「グローバル化」の波が押し寄せている、とよく言うが、グローバル化とは何なのだろうか。企業は「グローバルな人材が欲しい」と言うが、そもそも「グローバルな人材」とはどのような能力を持った人材なのだろうか。著者はここから問題提起を始め、グローバル人材に求められる4つの能力を以下のように定義している: 1. 直視する力 — 正しく世界を見る 2. 学ぶ力 — 世界について受け入れる 3. 連帯する力 — 人間関係を構築する 4. 助けあう力 — 自分と同類ではない人たちとも協力する つまるところグローバル化、特に「自分をグローバル化」することは、表面的で外的なことではなく、地道で内的な「行動」なのである。筆者の言葉を借りると、「自分をグローバル化するということは、冷房の温度をあげたり、特定のロックスターの声に耳を傾けたり、地元の作物を食べたり、ハイブリッドカーに乗ったり、恵まれない子どもの食事や政治犯の釈放のために小切手を切ったりすることえ得られる、パッケージ化されたエコ・アイデンティティや、しゃれたライフスタイルではない。」 twitter にも少し書いたが、真の国際協力とは、白人に対してニコニコしながら「どこから来たの?一番好きな日本料理は何?」とうわべだけの会話をすることではなく、ましてや、尖閣問題のニュースを見ながら「中国人ってのはまったく・・・」と管を巻くことではない。英語の教科書の Lesson 1 にありがちな、Mike とか … Continue reading

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真に効果的な英語学習法が分かる ー 外国語学習の科学(白井恭弘著)

個人的には、いわゆる「自己啓発本」「成功本」の類に書いてあることは、読み物としては面白くても、効果のほどについては話半分に聞かなければいけないと思っている。なぜかというと、ほとんどの本は「わたしはXXをしたから成功した、だからあなたもXXすれば成功する」というロジックで書いてあるから。ここで「XXは成功に対して効果があった」ということをちゃんと示すためには、「他の条件を全く同じにしつつ」、比較対照群として「わたしはXXをしなかったら成功していなかった」ということも同時に示さなければいけない。個人でこれを立証するのは不可能だから、こういうロジックで書いてあることを鵜呑みにするのはどうかと思う。 これは巷に溢れるいわゆる「英語学習本」「英語教材」に対しても同じで、ほとんどが「私はこういうメソッドを使ってTOEIC 990点を取った、だからあなたもやればTOEIC 990点を取れる」というロジックで書いてある。こういう本の著者に限ってだいたい留学したりMBAを取ったり外資系に勤めたりしていて、英語力向上の背景にある他の要因、例えば自分の内発的な動機とか外部環境とかを一切無視していたりする。だいたいそういう状態におかれた人のモチベーションの高さというのはすさまじくて、そういう人は実際、その主張するメソッドを使わなくても英語力が向上してTOEIC 990点を取っていた可能性が高い。つまり言ってるのは「必要に迫られたのでとにかく必死に勉強したら英語力が上がったよ」ということでしかない。そりゃそうだろうね。 そういった意味で、この本外国語学習の科学ー第二言語習得論とは何か(白井恭弘著)には好感が持てる。外国語学習(Second Language Acquisition)論のまとめとしても使えるように、との筆者のねらいから、「外国語を学習するとはどういうことか、どういう要因がその成果に影響を及ぼすか」ということについて、あらゆる側面についての研究が紹介されている。根拠となる参考文献も全て示されているので、必要に応じてソースに当たれるし、主張の信憑性はいわゆる「英語学習本」よりもはるかに高いとおもう。トピックは、ばっと列挙するだけでも「第2言語学習における母語の影響はどのくらいか」「学習開始時の年齢要因・臨界期は存在するか」「文法事項はどういう順番で学習されるか」「アウトプットは必要か」「効果的な教授法はどのようなものか」などなど多岐に渡っていて、それだけでもとても質の高い「まとめ」になってる。 もちろん、「効果的な外国語学習法」を求めてこの本を読みたい人もいると思うのだけど、それだけを目当てに読むと、途中では研究や基本概念の紹介などが続くので「ようするにどうすればいいの?」としびれを切らすかもしれない。でも、最後にちゃんと「効果的な外国語学習法」という章があって、ここでは研究成果を踏まえながら学習法についてのまとめが書いてあるので、最悪、邪道だけどここだけ読んでもエッセンスが分かるかもしれない。とりあえず下に、この本に書かれている外国語学習についての主張を、自分のバイアス付きでまとめてみるので、簡単に知りたい人は参考にしてみてください(各項目の最後の段落が、自分の意見で、それ以外は著者の主張もしくは紹介です)。 始めるならなるべく早く どうやら年齢要因はかなり強いらしいので、外国語学習を始めるなら早いに超したことはない。ただし、いわゆる「臨界期(この年齢を超すと外国語学習が著しく困難になる年齢)」の存在については研究者間でも意見が大きく分かれている、とのこと。 個人的には、「始めるならなるべく早く」ということには、機会損失を防げるというメリットが一番大きいと思う。逆に言うと、英語を1年間勉強するのが遅れたら、その1年間に「もし英語ができていたら享受していたかもしれない恩恵」を失うデメリットが大きい。個人的な経験だけど、一度身につけた英語力は、使い続けているうちは簡単には減らない。そして不思議なことに、英語ができる人ほど英語を使い続けるためのコストは小さいし、使い続けられる環境に恵まれる確率も高くなる。これはロケットの慣性に似ている。 大人になってからネイティブ並みの発音を身につけるのは著しく困難 これは多くの人の経験とも一致すると思う。でも個人的には、「ほぼネイティブレベル」ならそんなに難しくないと感じるし、ほとんどの人にとって「ほぼネイティブレベル」で十分。むしろ「イントネーションとかリズムの方が個々の音の発音よりも重要」というのが知見だそうだ。 外国語学習に対する「適性」というのは確かに存在する アメリカでは、どうしても外国語が学習できないという「外国語学習障害」というのが認められつつあり、これに認められると大学の外国語の単位を免除されるらしい。残念ながらこういう人はある割合で存在するが、大切なのは、適性を多様に捉えて、自分の適性(分析が得意か記憶が得意か)に合った学習法を使うことだという。 性格が外向的なほど良い いわゆる「非コミュ」は外国語学習に対しても不利だそうだ。ただし、内向性というのは、学業成績とは正の相関があるそうで、こっちのほうが個人的には興味深い内容だった。 学習対象言語を話す人や文化に興味を持つ これを「総合的動機付け」と言い、「TOEICが必要」「就職に有利」といった「道具的動機付け」よりも重要であるそうな。 「アメリカかぶれ」みたいなのも結構重要ということか。 インプットはものすごく大切 外国語学習には、意味の理解できる文を大量にインプットすることが欠かせない。これに反対する研究者はいない。「聞いても20パーセントしかわからないような教材を聞くより、80パーセント以上分かる教材を何度も聞いたほうが効果があります」とのこと。 これはまぁ、最近ではほとんどの英語学習本にも書かれていることなので大丈夫かと。もちろん、学校の授業や英会話学校だけでは圧倒的に足りない。 「アウトプットの必要性」 アウトプットそのものが言語能力の向上につながった、という結果はあまり出ていないそうだ。「それまでまったく話さなかったのに、突然完璧な文で言葉を発し始めた子供」が居ることから、必ずしも実際にアウトプットする必要は無いようだ。ただ、こういう子供らも、その前には必ず頭の中で無意識的にしろリハーサルをしていると考えられるから、キーとなるのは「アウトプットの必要性」だそうだ。 実際、頭の中でリハーサルしているときの脳の活動をfMRIで調べると、実際に話しているときに近い活動が観察されるとのこと。これは、英語を話している時間が何倍にも増えたようなもの。 「英語学習にはアウトプットが大事!」というのが最近の潮流だと思うけど、必ずしもそうでないかもしれない。英語学習本によく書いてある「英語で日記をつけてみる」「英語で独りごとを言ってみる」というのも重要かもしれないけど、実際に口に出す必要はなくて、頭の中でリハーサルするだけでも同じ効果が得られるということ。 スピーキングのしすぎも問題 ブロークンな表現が身に付いてしまう可能性があるので、あくまで「インプット>アウトプット」で。バランスを大事に。 そういえば勝間和代氏が、著書の中で「勉強においてはインプットとアウトプットは半々にしろ」という主旨のことを述べているけど、これは外国語学習には必ずしも当てはまらないので、特に初心者のうちは気をつけたほうがいいと思う。 三単現の-sができないからといって落ち込まない 多くの研究によって、三単現の-sが実際に使いこなせるようになるのはかなり後のことだということが示されているとのこと。 これは自分にとっても目からうろこだった。確かにそうだよなぁ。今でこそ、この三単現の-sとか、疑問文とか否定文では動詞が原形、現在完了では過去分詞形、といったことについて、話してるときにもほどんど間違えなくなったけど、けっこう最近(具体的には、TOEICで 800点台まで)は話していてもしょっちゅう間違えていた。この文法規則を学習するのは中学生なのだけど、「自分はこんな簡単なこともできないのか」と自分を責める必要は無いようだ。 言語を使ってメッセージを伝える、ことに学習活動の重点を置く つまり、英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶ、ということ。自分の興味のある分野を読んだり聞いたりすると良い。 単語は文脈の中で覚える 大人になると、九九のようにひたすら暗記する能力が下がるので、文脈と結びつけたり、必要であれば語呂あわせをつかったりして単語を覚えるのは大切。 結局内容をまとめると、最も大事なのは「インプット理解とアウトプットの必要性」であって、これは巷に溢れる「英語学習本」に書いてあることの最大公約数的なアイデアなのには少し拍子抜けしてしまうかも。でも、巷に溢れる「英語学習本」を何十冊も買ってきてその最大公約数を取るよりは、この本を1冊買ってそのエッセンスを理解した方がはるかに安上がりなんじゃないかな。

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英語論文執筆にも役立つ、技術翻訳用の環境を惜しげもなく紹介

昔、個人の翻訳アシスタントをやっていたことがあって、医学・歯学系の論文を翻訳(日英・英日両方)したり、まとめたり、特許翻訳したり、あと外国からの電話・メール対応などをやらせてもらっていた。最近でも、翻訳は主にボランティアベースでちょくちょくやるので、そのために整えたツール群があるのだけど、実はこのツール群、英語で論文書いたりメール書いたりする機会が異様に増えた今になってもけっこう役に立っている。 辞書引き 辞書を引くのは基本的に Jamming という辞書ツールを使ってる。対応してる辞書形式が幅広いので、英辞郎、Collins COBUILD、LDOCE、WordNet、Roget’s Thesaurus、ステッドマン医学大辞典など、持ってる辞書を片っ端から登録してる。英辞郎とか、シソーラスとか、今だとたいがいオンラインで引けるけど、遅いし(Webアクセスのオーバーヘッドは速度が要求される翻訳にとって致命的)、そもそもオフラインで使えないのでアウト。 この中でもオススメはCollins COBUILDに入ってるThesaurus(類義語辞書)。論文とか書いてて同じ言い回ししか浮かばない時や、自分の選んだ言葉にどうもしっくり来ない時に類義語で置き換えてやるとちょっと英文がカッコよくなる。例えば use → utilize, employ, make the most of, みたいな置き換えってけっこうみんな無意識のうちにやってるのでは。 ちなみに最近、Emacsから直接辞書引きができるステキなツールを見つけたので、そのうち使ってみたい。詳細は以下: Emacsで快適な翻訳環境を http://ubulog.blogspot.com/2007/08/emacs.html 論文の表現 (注意! このくだりについて、論文で受動態を使うのは論文の作文スタイル的に良くないというご指摘をコメントにて頂きました。元々の趣旨は、「たまには受動態を使って文が単調になるのを避ける」というぐらいのものですが、事実と意見を分けるのが重要な論文では十分注意しないといけません・・・。ご指摘ありがとうございました。) 余談だけど、論文を書く際に英文をカッコよくする一つのコツは、無理矢理にでも「人」を主語に使わないようにする、というテクニック。こうすると、モノが主語になって受動態を使わざるを得ないというのがその理由。例えば、”We analyzed the corpus XXX” という代わりに “The corpus XXX was analyzed” とするとちょっとカッコイイですよね。英語だとけっこう自然に書けてしまうから不思議。 いつも自然言語処理とか、情報系の論文ばっかり読んでると表現とか偏ってしまうので、一度医学とかバイオ系の論文を読んでみることをオススメする。実験の節なんか、”(物質の名前) was prepared” “(物質の名前) was … Continue reading

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ミーティング – マイクロソフトでの4日目

今日からタイトルつけます。アーカイブに○○日目って数字だけが並んだら、初めてアクセスした人は、全部読むか全部読まないか、ランダムに読むかの選択肢しかないことに気づいたので。 この日記は1日遅れで、つまり、平日家に帰ってから昨日のことを思い出しながら書いているのだが、(これにはちゃんとした理由があって、記憶力が極端に悪い自分は、昨日のことを思い出しながら書くと復習になるし脳トレにも良いから)日本は時差のせいでそもそも1日遅れみたいなもので、さらに昨日帰ってきて疲れて寝てしまったので日本から見たら3日遅れの日記を書いているまっとんですこんばんは。 今日はミーティングに出させてもらう。一つはReading Groupというもので、日本で言うと輪講みたいなもの。誰か発表者がネタ(論文)を用意してきて発表して、参加者に解説した後(というか解説しているそばから)みんなで議論をするというもので、そこは大学でやってるのとそう変わりない。決定的に違うのは、そもそも時間が短いことと、内容が濃いこと。会議室の予約がそもそも1時間しか取ってないくて、終わると別のグループの人たちが来てしまうので、それまでに発表+議論を終えなければならない。ウチの研究室だと、ミーティングの開始時間だけが決めてあって、あとは雑談を交えながら(というか半分ぐらい雑談)だ~らだらやってるのだけれど、ここはMSRを見習ってせめて終わりの時間だけでも決めるべきかなと思った。あとは内容の濃さで、学会発表の後の質疑応答の時間を5倍ぐらいに濃縮したものを考えてもらうとわかりやすい。質疑応答の時間で、たまに質問者+発表者+別の質問者がエキサイトして議論を始めることがよくあるが、あれがずっと続いている状態。 二つめに出させてもらったのは普通のミーティングなのだけれど、こちらも今回は外部グループの発表者がいて、NLPに関係ありそうなことを語りに来てくれるという感じ。こちらも発表しているそばから濃厚な議論が繰り広げられていく。 正直、英語の問題もあって、この議論に「適切に」参加していくのはかなり難しいと思った。昔Googleインターン時の同期が、「日本で英語がダントツにできても、アメリカでは英語がダントツにできない部類に入るのでかなりつらい」ということを漏らしていたのだけれど、それをそのまま体感している。1対1で話している時には全然問題ないのだけれども。 ということで、自分がGoogleでインターンしてたときよりも英語レベルはけっこう上達してるにもかかわらず、かなり大変だと感じているので、もうすこし参加者に求める英語レベルは高くしてもいいんじゃないかと思った。面接でグループディスカッションでもさせるとかも良いかもしれない(でもそうするとたぶん日本人は誰も通らないw) まあ、マーフィーの法則に「経験は、それを必要とした後ではじめて手に入るものである」という名言があって(初Hの時を思い出してもらうと分かりやすい)、自分はこの言葉が大好きで座右の銘としているのだが、それを心に留めながら精進する毎日である。

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シアトル到着

無事シアトル-タコマ空港に到着しました。以下日記をつらつらと。 ワシントン州は、今週は数十年来という寒波に見舞われているらしく、なんと雪が降っている。寒さにひるみながらも、アパートの管理会社へと鍵を取りにいくが、なぜか鍵置き場の中に鍵が無い。なんとチェックインの時間(午後5時)まで渡してくれないらしい。飛行機が着いたのが午前9時前。 行く宛も無く、大きな荷物を持って雪の中で途方に暮れていると、たまたま鍵置き場の隣に住んでいる中年の女性が見つけてくれて、寒いだろうということで家に上げてくれる。見ず知らずの難民(?)にコーヒーまで出してもらって申し訳無いと思いながらも、しばらく話してると、オーストラリアから母親と息子で越してきたばかりらしく、なんと息子さんはマイクロソフトの社員。そもそもウン万人の社員を抱えるマイクロソフトのキャンパス周辺はアパートだらけで、住んでるのは社員(+家族)だらけのようだ。不幸中の幸いか、息子さんと会社のこととか色々話す。 家の電話を貸してもらい、上司のhisami-sさんに連絡。しばらくして迎えに来てもらう。まだ5時まで時間があるので、Redmond市内まで出て食事をしたり買い物したりして時間をつぶしてから再度鍵を取りにいく。が、何かがおかしい。鍵に書いてあるアパート名が、予約してもらったアパートと全然違う。予約してもらったアパートはMSRビルのすぐ向かいにあって、徒歩数分なのだけれど、鍵のアパートは車で10分ぐらいかかるRedmond市内のど真ん中。しかもガレージの鍵付きなので、これは車で通うこと前提なのか?アパート管理会社に文句を言うと、本来住むはずだったアパートの人が今日チェックアウトするはずなのに、なぜか音信不通で鍵を返してもらうこともできないので、変更せざるを得なかった、とのこと。 しょうがなく変更後のアパートに行って入ってみると、これがありえないぐらい広い。上に貼ったのはその写真なんだけど、まず1階にガレージと入り口、2階にLDK、そして3階にベッドルームx2とバスルームx2。hisami-sさんいわく、town houseという様式のようで、軽く1家4人が住めるぐらいの広さがある。会社までは自転車(mamoru-kさんに感謝)で25分ぐらいかかるのだけど、すっかり気に入ってしまったので、後で管理会社に「もうここでいいです」と伝えることにする。なので、もし誰かこの辺に遊びに来ることがあれば、ホテル代の心配はしなくていいですよ ベッドルームも片方は完全に手つかずだし。 そんな感じで、初日は色々電話したりとかしてどたばたと終了。未だに英語の電話は苦手なのに(半分ぐらいhisami-sさんに代わってもらった)・・・。英語は子音重視の言語なので、電話のように高周波領域が弱いと極端に聞き取りにくくなる上、だいたい会社の電話口に出るような人は愛想が悪くてしかも早口なんだよね。逆に言うと、わざと音質を低くしたCD教材をつけて「電話の英語」みたいな教材を売り出したらリスニングの練習になって良いかもしれないとか変なことを考える。

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「不潔な英語」に強くなろう – IJCNLP@インド・ハイデラバード記 続

先週、国際学会でインドのハイデラバードに行ってきて、日本人の英語の学習に欠けている、とても大事な要素を改めて認識した気がしました。 それは、「不潔な英語」に強くなろう、ということです。 この「不潔な英語」というのは、なにも “shit” や “F-word” のことではなく、日本の受験英語のような、「理想の条件で話される綺麗な英語」の対局にある概念です。 例えば、大学入試では、「”might as well”を使った短い文を英作文せよ」みたいな問題が出て、それを10分も20分もかけてウーンウーンと考えて解くわけですが、実際に英語を使う時になると、そういった要求はむしろまれで、周りがうるさかったり、向こうの英語の訛りがすさまじかったり、アメリカ人によく分からない phrasal verb を連発されたりするという、理想とはほど遠い条件下で、いかにこちらの要求・意図を的確に伝えるかという能力がカギとなってくるわけです。 (そういう意味で、国際線の飛行機の中で、添乗員とやりとりする会話っていうのは、こういう不潔な英語に慣れる良い練習だと日頃から思ってます。当然のように周りはうるさいし、添乗員が綺麗な英語をしゃべってくれるとは限らないし、変なメニューが出てきたら、それは何かを聞いて即座に判断する必要がありますから。まぁ、たいがい、”orange juice”と”chicken”だけ話せればやり過ごせるとは思いますが・・・。) 英語が国際語として広く使われるようになるにつれ、海外行ったときに現地の人と話したり、「非ネイティブ」と英語を使う機会が増大していると思います。自分が、これまで英語を使ってきた相手のネイティブ:非ネイティブ比は2:8ぐらいで、英語圏で生活するようにならない限りはこの比はそんなに変わらないように思います。そうすると、不潔な英語に立ち向かう必要性というのは増えることはあっても減ることは決して無いのではないでしょう。 言葉は悪いです、インドはこの「不潔な英語」にどっぷりと浸れるいい機会だと思いました。インド人の英語は、ネイティブにすら「分からない!」と言われるほどですからね(苦笑 (ちなみに、現地でヒンディー語の入門書を買って、基本的な部分を練習していたら、英語のインド訛りの由来らしきもの分かって、少し聞き取りが楽になりました。ヒンディー語には、例えば”t”や”d”の発音に、硬口蓋音(舌を丸めて天井に付ける音)のバリエーションがあって、英語などの外来語はそちらに対応付けされるらしいです。さらに、”r”音はすべてはじき音。そうすると、例えば”doctor”が「ドクター」じゃなくて「ダークタル」という感じになる。どうりで全体的に巻き舌音っぽくなってると思った。) では、不潔に強くなるためには、どうしたらいいの?というお話。いきなり「不潔に強くなる!」っていって、インドのような不潔英語のかたまりのような場所に突然身を投じても、せいぜいおなかを壊して(ひどい目にあって)泣きを見るのがオチだと思います。 不潔な英語に強くなるためには、やっぱり「基礎体力」だと思う。 基本的なことがしっかりと身について、理想的な環境では何の問題も無く会話できる基礎力。 少しぐらい長い文や早口にも耐えられるスピードとスタミナ。 文法や単語、状況が少しぐらい逸脱しても対応できるタフさと柔軟さ。 学校のお勉強で身につくのは、せいぜい一番上の「基礎力」だけです。スピードとスタミナ、タフさと柔軟さは、膨大な量の基礎トレーニングをこなして初めて身につくんですよね。 そういう意味では、語学っていうのは「お勉強」ではなく、スポーツの訓練や楽器の習得、ダイエットなどに非常に似たもの、だと常日頃から思っているのですが、あんまり同意してくれる人がいなさそうです・・・。 ちなみに、この「不潔な英語に強くなる」という考えかた、このエントリで渡辺千賀さんの書いている「不潔に強くなる」という考え方と非常に似ていると思っています。このエントリでは、じゃあ具体的にどうしたら良いの?という点には触れてられてはいませんが。 On Off and Beyond: 不潔に強い人間になるという強い覚悟 http://www.chikawatanabe.com/blog/2005/09/post_1.html コメント欄より。「不潔に弱くては、楽しい冒険に満ちた自由な人生が送れない」 激しく同意。 あんまり関係ないけど、現地でインド人と話をしているとき、こっちが何かをお願いしたり、何かを質問するときに、眉間にシワを寄せて首を横に振る仕草をされることにびっくりしました。その仕草は、日本で言うといかにも「いやいや何言ってんだよコイツ」と言わんばかりのもので、それをこっちがまだ話し終えてないときにされるので、ちょっと変なこと言ったか?と心配になってしまいます。 実はこのジェズチャー、インドではどうやら「そうだね」「まったく問題ないね」という意味を表すジェズチャーらしい、というのがだんだん分かってきました。初めてこのジェスチャーを見たのが、確かホテルで荷物運びか何かを頼んだ時だったので、ああ、今のは“No problem.”の意味でやったんだな、と勝ってに解釈して、結果的には問題なかったんですけどね。

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Lifehackerがインターンを募集してた

ちょっと前の記事ですが。 Help Wanted: Lifehacker’s Looking for an Intern http://lifehacker.com/software/help-wanted/lifehackers-looking-for-an-intern-306856.php 日本で言う百式のインターンが近いかな?おもしろそう。 求められているスキルはこんな感じです。 – ネット、ソフトウェア、技術に対する異常なまでの執着 – Availability(=いつでも動ける力 – 文章力 – スクリーンショット取り力 コメント欄から、telecommuteおkらしい。ようするに、「こんなソフトレビューするからスクショ撮っておいてねー」っていう雑用が山のように降ってくるわけですね。最近、何でもかんでも「インターン」って言って煙に巻く傾向があるようなのでちょっと注意したいです。

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英語で上手くプレゼンをする際の6つのTips 続編

 昨日のエントリの続き。 – 4. その場にいる具体的な誰かに向かって個人的に話しているように話す タイトル通りです。「聴衆に対してパブリック・スピーキングをしている」という心構えだとどうしても緊張してしまうもの。そういうときは、聴衆の中にいる具体的な誰かを決めて、その人に個人的に話しているような気持ちで話すとだいぶ心構えが楽になります。 その「誰か」は、(1)自分の知っている人で、(2)自分の話を「うんうん頷いて」しっかり聞いてくれそうな人、だとベターです。自分は前に出た会議で、発表の途中にこのTipに気づいて、その後だいぶ楽に発表出来た経験があります。 注意点として、このテクニックのせいで、視線が一点に集中しないようにしましょう。聴衆を均等に見渡す感じで。それでもやはり話してる方としては、しっかりと聞いてくれている人のほうをつい見てしまうものですけどね。 – 5. 場を和ませ、自分も和む 欧米人はプレゼンを始める前などによくジョークなどを飛ばします。これは、聴衆の緊張を解き、親近感を増す以上に、「自分の緊張を解く」のに絶大な効果があります。でも、なかなか気の利いたジョークなんて難しいものですよね。 「場を和ませ、自分も和む」ためなら、別にジョークに限らなくても達成することができます。 自分は以前に出た学会で、重要な結論を述べているスライドのところに載っているグラフが、パワポかExcelか何かの不具合により全く表示されないというトラブルに見舞われたことがあります。「Well, there’s supposed to be a very important graph here, but …」とか言いながら困っていたら、なんとなく間が抜けた感じになって、聴衆の一人が「We can look at the results in the proceedings.」などとフォローしてくれたりして、結果的に聴衆との距離が縮まって、その後だいぶリラックスしてプレゼンに望めた、ということがあります。この場合は結果オーライで、再現するのは難しいかもしれませんが。(ちなみに発表は自分のPCに切り替えて事なきを得ました) ちなみに、自分の分野(自然言語処理)でよくある方法としては、自然言語処理では、手法の説明をするときに「例文」をよく出すのですが、例文をその会議の会場にちなんだものにしておく、などのテクニックがあります。いつも「ぼくはうなぎだ。」では素っ気ないですからね...。 – 6. 誰かに練習に付き合ってもらう これはTipsというか必須な気がします。日本人でも良いので一度プレゼンを聞いてもらって、よく分からない箇所が無いか指摘してもらうようにしています。話し方のチェックだけなら自分のプレゼンを録音するなりしてそれを聞けばいいのですが、自分の声を聞き直すのはかなり嫌な気分になるのであんまり気が乗らないもの。そういう時に人を使ってしまいましょう。 難点は、理解されなかったときに、それが話し手の話し方の問題なのか、聞き手の英語力の問題なのかの見極めが難しいところ。でも、指摘は真摯に受け止めて、何らかの改善を考えたほうが結果的に(人間関係も?)うまくいきます。

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英語で上手くプレゼンをする際の6つのTips

最近、会議や国際学会等で英語でプレゼンする機会が増えてきたので、英語で上手くプレゼンするために心がけていることをTipsとしてまとめてみます。 – 1. 本番前に英語を慣らしておく プレゼンの出来は、自分の場合、プレゼンの内容よりも、「自分の言いたいことの筋道がきちんと伝わったか」「緊張せずリラックスして訴えることができたか」ということに大きくかかってる気がします。そういう意味で、英語がすらすら出てくるように準備しておくことは心理的な意味でかなり重要です。 個人的な経験ですが、プレゼン前に英語のリスニングCDを聞いて耳を慣らしておく、とかいうのはあまり効果が無いです。もし教材でやるとすればリピーティングもしくはシャドウイングの方が効果が高い気がします。  それよりも、できればプレゼン前には普通に英語で会話できるチャンスを作れたほうが良いです。プレゼン前に上司や先輩と相談して、英語で話しましょう、みたいなことができるといいんですが。これが難しい場合、学会発表の場合はだいたい機材の打ち合わせや挨拶などでそのセッションの座長と話すので、そこで軽い雑談でも入れてみると良いと思います。もしくは、自分の前の発表の人に対して、質疑応答で質問してみましょう。これは英語の練習に加え、緊張をほぐす意味でおすすめです。  - 2. スクリプトを書き、練習を怠らない 事前に、どんなに大丈夫だと思っても、発表のスクリプト(台本)を一通り書いてみることにします。もしこの台本を書くときに、英作文で「う〜ん」と詰まる箇所があるなら、そこは口頭で話しても確実に詰まるところ。他には、意外と読み方の分からない単語が出てきたりして焦ることも。どんなに簡単な文でも、実際に書いてみると分かり易い言い方とか、より正確な言い回しを思いついたりします。 書いた後は、それをひたすら読んで暗記すること。だいたい5回通りぐらい練習を繰り返すと暗唱できるようになってきます。もし5回以上練習しても暗唱できない箇所がある場合は、自分の記憶力を疑う前に、その箇所の論理の流れが自然かどうか、飛躍はないかどうか、言い回しは難しすぎないかどうかをチェックしましょう。難しい言い回しを書いてそれをがんばって覚えるよりも、より自分にとって簡単な言い方に置き換えたほうが結果としてうまく行く場合が多いです。  - 3. 本番は、スクリプト通り話さない  前の項目と矛盾するようですが、本番はむしろスクリプト通り話そうとしないほうが上手く行くような気がします。というか、本番にがんばってスクリプトを思い出しているような状態になるということは、そもそも練習が足らないか、英語力が根本的に不足しているか、その両方か、というのが原因だからです。本番までにはスクリプトを「体で覚えて」、そこで使う表現をすべて吸収してしまうべきです。十分緊張がほぐれていれば、少しぐらいスクリプトを外れたとしても、本質が伝わらなくなってしまう恐れは少ないですね。 続きの3つはまた後で書く。

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某大手検索エンジン会社からオファーらしきものが来た

LinkedInに登録してから数ヶ月。先日、ふいにInboxにメールが届いていました。なんだろう、と見てみると、某大手検索エンジン会社の人事の人でした。っていうかこう書いた時点でG.Y.M.のどれかなのはバレバレですね。さらに、過去にインターン行った会社からこんなメール来るわけないから必然的にあそこかあそこなわけです。 「○○からこんにちは」(○○は会社名)みたいなタイトルで、本文は、要するにこういうもの(もちろん原文は英語): 「 こんなプロジェクトがあって、こんな人材が欲しいんです。 あなたのプロフィール見せてもらいました。この可能性に興味はありませんか? それか、他に興味ありそうな人知りませんか? 」 LinkedInの中ってこういうメールが飛び交ってるわけなんですね。正直メールが来たのもちょっとびっくりなんですが、LinkedInに標準で付いている返信機能にも、これまたやられました。とりあえず返信を書くわけですが、こういうメッセージを受け取ってどう思ってるかを、相手に一発で伝える機能があるんです。 えっと、再度返信はできないみたいなので記憶で書きますが、この提案はいかがですか?みたいなボタンが出てきて、「適切である」「どちらともいえない」「適切だが今はタイミングが悪い」「不適切である」のような、よく使いそうな選択肢が出てきて、それをクリックするだけでレスポンスできるというわけ。 この機能、Eメールにもあったらいいと思うんですよね。よく、相手から返信が来ないと、読んでないのか、読んでもらえたけど無視されてるのか、とか不安になるときがあるので、とりあえず「了解」「読みました」だけでもワンクリックで相手に伝えられたら便利だなぁと思うんです。わざわざ「了解しました。」だけのメールを送るのも面倒ですし。 さて、そんな感じで人事の人とやりとりが続いているわけです。メールアカウント教えて、プロジェクトの詳細とかインターンの可能性とかを相談してるわけです。現在進行形なので詳しいことは機会があれば追って書きますが、とりあえず今回のやりとりで得た教訓をまとめときますね。  LinkedInのプロフィールはしっかりと書いておく。(プロフィール完成度、っていうパーセンテージが出るのでわかりやすい) LinkedInの3rdコネクションもないがしろにしない。(人事の人はどんなルートで来るか分からない) Resumeはしっかり書いておくべし(当然)。相手の会社に合わせて項目を付け足してみよう。 リファレンス(指導教官や上司に対する照会)はすぐにもらえるようにしておく。必要ならテンプレート化。 ちなみにオファーだけど、インターンぐらいには行ってみたいかも。ただ就職はどうかな...。アメリカの本社に直で就職できれば良いのだけど。その辺も含めておいおい聞いてみよう。

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