- Rubyでワンライナーを書く方法のまとめ (347)
- 博士のための「けものみち」就職活動ガイド (263)
- ほぼ確実に内定をゲットできる意外な就活戦略 (231)
- 自然言語処理をやっている人なら必ず読むべき論文100 (182)
- 最強のメモツール Evernote の API を使ってみた (150)
- JavaScriptでマリオのテーマを演奏する (132)
- 英語論文執筆にも役立つ、技術翻訳用の環境を惜しげもなく紹介 (95)
- 今更ながらAutoHotKeyが便利すぎる (61)
- Amazon EC2を使ってみた (58)
- Rubyでメール受信+解析 (54)
Category Archives: china
春節の中国をゆく(3/3) ー グルメ・マカオ編
前2編(春節の中国をゆく(1/3) – 広州・言語編 春節の中国をゆく(2/3) – 文化風習編)では意識的に書かずにいたが「食は広州にあり」(食在广州 shi2zai4guang3zhou1)との言葉通り、広東は食事が本当に豊かで美味しいところだと思う。 ■ 食は広州にあり 中国の北の方では面食(餃子や馒头 man2tou2 など、小麦粉を練って作る系の食物)が主食であるのに対して、中国の南の方では、主食はお米(米饭 mi3fan4)である。どちらかと言えば南方のほうが日本人の口に合う。前に、河南省の友人宅で春節を過ごした時には水饺(shui3jiao3; 水餃子)や八宝饭(ba1bao3fan4)などをご馳走になったが、申し訳ないが個人的にはあまり口に合わなかった。 この地(広東省)の名産の一つが 腊肠 la4chang2 と呼ばれる腸詰で、基本的にはサラミソーセージと同じなのだが、独特の風味が楽しめる。切ってそのまま食べても、ご飯と一緒に炊いても風味付けになって美味しい。日本でもしばしば食べるようになった好物の一つである。 また、春節をはじめよく食べられるのが、 鸡汤 ji1tang1 すなわちチキンスープである。前回に書いた農村部で飼育した鶏を生きたまま連れて帰り、街中の精肉屋に行って処理してもらい、そのままスープを作って飲む。皆、骨付きの部分を好んで食べる。食べるのが簡単なもも肉は子供にあげるようだ。 ちなみに、農村部ではその場で豆腐を作っているところを見せてもらった。豆浆(dou4jiang1; 豆乳)を絞り、そこに石膏(shi2gao1; にがり)を入れて凝固させてできた豆腐花(dou4fu hua1)を絞る。豆乳をその場で飲ませてもらったが、これがまた新鮮で美味しい。 ■ 春節の定番軽食 春節といえば忘れてはいけないのが、家族・親戚や知人・友人などを家に招いた時におしゃべりをしながら食べる軽食である。ポピュラーなのが瓜子(gua1zi)と呼ばれる炒ったカボチャやひまわりの種である。歯を使って器用に殻を割って中身を出して食べる(自分はまだまだ練習中)。これ、ただ塩味が付いているだけで別に美味しくも何とも無いのだが、食べるのがある程度面倒くさいので、お喋りをしながらもしくはテレビを見ながらひたすら食べるのにちょうどよい。 他にも、开心果(kai1xin1guo3; ピスタチオ) や花生(hua1sheng1; 落花生) などもこのバリエーションとしてある。落花生は色々な味付けの付いているもの(多味花生; duo1wei4hua1sheng1)や煮たものもある。ちなみに落花生をまぶした煎餅である花生饼(hua1sheng1bing3)もこの地方の名物だ。 春節にちなんだグルメとしては他にも、元宵节(yuan2xiao1jie2)と呼ばれる春節の2週間後に食べる汤圆(tang1yuan2)もある。これは日本で言う白玉団子に近いもので、胡麻が入っていたりするが、甘いスープに具として入れて食べる。日本の普通のスーパーではなかなか売っていないので、我が家では白玉で代用して週末にプチお祝いをした。 ■ マカオ と、グルメの事ばかり書いていたらなんだか時間が無くなってしまったが、春節中国滞在の最後の日はマカオを観光。「半日あれば回れる」との知人の言葉通り、ほとんどの名所が歩いて回れる距離に固まっており、かなり効率よく回ることができる。一方、南の氹仔(タイパ)島まではバスで行く。关闸(guan1zha2; 出入国審査場)とホテル間は無料送迎バスが出ているので便利である。 … Continue reading
(0)
(0)
(0)
(0)
Total: 0春節の中国をゆく(2/3) – 文化風習編
前回に引き続き春節の中国滞在日記。中国の春節には色々な風習があって興味がつきない。特に食事などは地域差もかなり多く、自分は河南省の友人宅と、今回の広東省韶关市でしか春節を過ごしたことがないので、どこまでがその地域に特有か把握し切れていないが、簡単に紹介してみたいと思う。 ■ 温泉 春節の時期の中国は寒い。だいたいの家庭には湯船が無く、温かいお湯で体を温めたいので、義父の運転する車で近くの温泉 (wen1quan2) へ。日本でいう健康センターの温水プール的なもの(大池 da4chi2)があって、そこで皆で浸かる。個人や家族単位で貸し切ることができる個室(单间 dan1jian1) もある。「シャワーを浴びる」は洗澡 (xi3zao3) だが、温かいお湯にゆっくりと浸かるのは泡 (pao4) という。「お茶を沸かす」と同じ動詞だ。 ■ 農村 旧正月の恒例行事は、普段なかなか揃わない親戚と会うこと。街の中心から離れたところに住む親戚を訪問しに行くが、そこは農村部。今回行ったのは罗围村と水口村 というところ。ここには、電気やガス、上水に頼らず、自ら野菜・魚等を栽培して自給自足の生活を営む集落がある。中国の都市部から車で1時間も走ればこういう光景をいたるところで見ることができる。 ここでの主な目的は、年越しに備えた準備、具体的には、家の門に貼る縁起の良い言葉の書かれた掛け軸(对联 dui4lian2)を貼ること。中国に行くと壁に「福」の字が逆さまに貼ってあるのを見ることがよくあるが、これはそれのバリエーション。ちなみに逆さまに貼るのは、中国語の「逆さまの福 倒福 dao4fu2」を、発音が同じ「福がやって来る 到福 dao4fu2」にかけたもの。日本のおせち料理と同じで、中国にはこのような「言葉掛け」が本当に多い。 門の両側に貼るものを对联(dui4lian2)、門の上に貼るのを横联(heng2lian2)という。また、門そのものに貼る守り神の書かれたものは门神(men2shen2)という。ここには、関羽や張飛など、三国志の登場人物を神格化したものが書かれていた。なぜ門に守り神が必要かは後の「爆竹」のところで書く。 对联そのものは、春節の時期になると街中の露天や雑貨屋等で売りだされる。こういった年越しに必要なグッズをまとめて年货(nian2huo4)という。街中では他にも、旧正月の時期の装飾用の花や樹木を売る市場である花市(hua1shi2)が良く見られる。これは特に広東に特有の風習らしい。一番ポピュラーなのが、小さいみかん(橘子 ju2zi)がなった木で、これはお金を表しているらしいが、飲食店などでも多くのところで飾られている。 ■ 爆竹 中国の旧正月に欠かせないのが、けたたましい音で鳴り響く爆竹(鞭炮 bian1pao4)である。爆竹を「鳴らす」は 放(fang4)、「点火する」は点(dian3)という動詞を使う。これがまた激しい。 中国の爆竹は、日本でお祭りの時に使われるような、細くて小さくてカラフルなものとは違い、真っ赤で太くて耳を覆いたくなるほどうるさい。小さいものでも 30cm ほどが一連になっていて、手で持つとずっしりしている。大きいものでは大人でないと抱えられないような大きな段ボールにとぐろを巻いて入っていて、伸ばすと数メートルにもなる。もちろん音もそれだけ大きいが、さらに追い打ちをかけるように、一番最後に火薬が多く入っている一層大きい「かたまり」があり、爆発し終わる瞬間に一番大きな音を出す。 爆竹は、旧正月の時期になると街中の雑貨屋等で買うことができる。爆竹や花火(烟花 yan1hua1)を専門に扱う店も出るほどだ。中国では旧正月以外の祭日や、冠婚葬祭の時にも頻繁に爆竹を使うので、そういったニーズは年中あるのだろう。 2月2日の除夕(chu2xi1; 大晦日)の日の深夜、旧暦で年が変わる瞬間には、街のあらゆるところでほぼ同時に爆竹や花火が上がり、街中が爆発音と煙で包まれる様はかなり壮観だ。当然のことながらうるさくて寝られない。まるで戦争中の市街戦のよう(生で見たことないけど)。 実は、この旧正月の時期に爆竹をひたすら鳴らすのにはれっきとした由来があり、この時期になると年兽(nian2shou4; 兽は獣の簡体字)とよばれる鬼が山から民家に下りてきて人を襲うので、火薬で大きい音で追っ払ったという昔の故事なのだそうだ。上で書いた门神もそういった鬼から我が家を守るためのものらしい。鬼は赤い色を嫌う(のと、赤は中国では縁起の良い色とされている)ので、旧正月は、お年玉袋(红包 … Continue reading
(0)
(0)
(0)
(0)
Total: 0春節の中国をゆく(1/3) – 広州・言語編
1/30から2/6までの1週間強、中国で春節(春节; chun1jie2)休暇を過ごしてきたので、3回ぐらいに分けて、文化・風習・言語に注目しながら日記を書いてみようと思う。前回に比べて中国語も(一応)少しは進歩したので、今年は割と余裕を持って色々と見ることができた。色々と新しい単語も覚えたので、自分の記憶定着のためにもところどころに中国語のキーワードとピンインを織りまぜて書いてみた。 目的地は妻の実家、广东省韶关(shao2guan1)市始兴(shi3xing1)县。広東省の北部、内陸部で、湖南省や江西省の省境にも近い、山間の小さな町である。一般の日本人が仕事や観光では滅多に行かない所だと思う(現地で日本人に出会ったことがない)。 行くのは3回目(1回目は去年の春節、2回目は結婚式)で、まずは広東省最大の都市広州(guang3zhou1)の白云国际机场まで成田から行き、そこから高速バスもしくは火车(huo3che1; 汽車)に乗って目的地まで行く。今回は、空港に着くのが遅い時間だったことと、少し広州観光も挟みたいと思ったため、初日に広州にある妻の友人の家に一晩お世話になった。 広州の街は、前回に来た時と比べて、2010年に亚运会(ya4yun4hui4; アジア競技大会)が開かれたのが原因か、かなり街並みや路上が綺麗になった気がする。北京オリンピック、上海万博と同様で、聞いた話によると、政府からの補助金で、住宅を塗り替えたり商店の看板を刷新したりしているらしい。トップダウンで物凄い勢いで何もかも綺麗にしてしまうのはお国柄といった感じである。 広州では、まずは天河区 (tian1he2qu1) にある電脳街に行ってみる。上海の徐家汇(xu2jia1hui4) や 北京の中关村(zhong1guan1cun1) にかなり雰囲気が近い。 中国の大都市の電脳街の基本構造や、出店しているPC小売販売チェーンはどこも同じような感じがする。 ここでは、前から欲しいと思っていた、Android OS 搭載の平板电脑(ping2ban3dian4nao3; タブレット式PC)であるAocos(奥可视) QiPad N12 を買ってみる。日本円で1万円強という安さ。中国では、iPad の発売後から、雨後の筍のようにタブレットPC が出ていて、そのほとんどがOS としてWindows7 や 安卓(an1zhuo2; Android)を搭載している。「iPadのコピー商品」などど侮れなく、多くが深圳(shen1zhen4; 深セン)の会社製だそうだ。このあたり日本のメーカーは本当に後手に回っていると思う。とりあえずしばらくは電子ブックリーダーとして使ってみたい。 その後は、广州购书中心(書店センター)をまわったり。本屋をうろうろしていると最近その国や地方で何が流行っているのかが掴めるので好きだ。中国語教材は今のところ足りているので買わなかったが、子供用の中国語・英語のバイリンガル(双语 shuan1yu3)絵本がかなり充実していて、実はこれらの本、外国人の中国語学習者にかなりオススメである。(「教材は中国で買え」というのは以前に書いた通り) あと、言語マニアの自分として外せないのは、やはり現地の言語・方言事情。広東省南部のエリアは、自分にとって興味の尽きることのない多言語エリアだからである。 まず広州の言語は主に広東語(广东话 guang3dong1hua4 もしくは 粤語 yue4yu3)で、地元の人の第一言語は、香港やマカオと同様、今でも広東語である。もちろん普通话(pu3tong1hua4; 標準中国語)教育が普及しているので、若い人を中心にほとんどの人が標準語を話す。地下鉄のアナウンスも、香港と同じで、標準語、広東語、英語の3言語である。感覚的には、店で物を買ったり路上で道を聞いたりする時は、半々ぐらいの使用頻度のような気がする。中国各地や外国から観光や仕事で来る人が多いからだと思う。 目的地に至る中継地である广东省韶关市でも、第一言語は広東語である。広東語の使用地域・人口はかなり多く、話者人口としても世界の言語のトップ20に入るぐらいで、中国人は皆「中国語」という単一の言語を話すわけでは全くないのである。自分は広東語は全く分からず、標準語からの類推もほとんどできないので、このあたりでは喋れる妻にいつも頼りっぱなしである。 いっぽう、目的地の始兴に着くと、ここでは打って変わって客家话(ke4jia1hua4; ハッカ語)の方言の一種が話されている。中国語の中でも広東語とは基本的に別の方言族で、車で1時間ぐらいしか離れていないのに「山を超えたら言語が通じない」というのがリアルで体験できる。地元の人は始兴话(shi3xing1hua4)と呼んでいるが、この方言がどのぐらいの範囲で話されていて、他の方言とどのぐらい差があるかは自分は分からない。ハッカ語自体は、戦争から逃れて南下してきた客家の人たちの言葉で、広東省・福建省・江西省あたりに話者が分布しているらしい。 … Continue reading
(0)
(0)
(0)
(0)
Total: 0