バイドゥ(百度)株式会社で働くR&Dエンジニアとして、世界一楽しい検索エンジンを作っています。情報系大学院生が、腕一本で「世界で一番アツい会社」に就職するまで&してからの記録。
18 7月
アパート探しも一段落、知春路(zhi1 chun1 lu4)に無事短期用アパートを借りられ、妻も日本から北京に来て合流して、生活も安定してきた。キッチンやバス用品などを色々と買いそろえる必要があり、ホテルではないところで生活するのがいかに不便かを感じさせてくれるが、それがまた楽しかったりする。引っ越してきた直後は、テレビが壊れていたり調理道具が無かったりネットにどうやって接続するか分からなかったり色々と大変だったけど、これまた仲介の人がすごいスピードで解決してくれ、この感じがとても中国的だと思う。幸い周囲に何でもあるので、徒歩の範囲内で食事から買い物まで済んでしまう良い地域である。
出張に来ると好例の、連日の食事や飲み会、会議や人との挨拶のラッシュも一段落して、ゆっくりと論文読みや開発ができるようになった。新しい環境で新しい人たちと新しいトピックに取り組むのはとても刺激的で、まるでインターンの頃の神経が研ぎ澄まされる感じを思い出す。
金曜には同僚と北京ダック(烤鴨 kao3 ya1)名門の店、全聚德(quan2 ju4 de2)へ。行くことが決まる数日前に何の巡り合わせか妻が北京ダックのことを全力で dis っていたが、確かに始めて食べた時ほど美味しいとは思わなかった。北京ダックは切るところを見せてくれたり、自分で皮に野菜などと一緒に包んで食べるのを楽しむエンターテイメント的要素が強いと思う。ちなみに切り取った残りの鴨の骨を持ち帰る(打包 da3 bao1)ことができるのを始めて知った。家で食べたら、ただの鶏肉だと言われても気づかないかもしれない。
週末には頤和園(yi2 he2 yuan2)と国家図書館(国图 guo2 tu2)に行ってみる。頤和園は典型的な中国の庭園という感じだが、池(昆明湖 kun1 ming2 hu2)が大きく風も涼しくて良い。国家図書館の新館の閲覧室の広さはハンパ無く、5~6階分の吹き抜け空間を一望できる形で閲覧席がぐるっと囲んでいるのはただひたすら壮観だ。設備だけで言ったら東京の都立図書館や国会図書館よりも良いかもしれない。
北京に来ると、建物は大きく、車線は多く、空は広くて、東京には無い空間の広がりを感じる。「大きいことはいいことだ」という、日本よりもむしろアメリカ的な価値観を見直させてくれる。内陸部の首都も捨てたもんじゃない。