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Monthly Archives: February 2009
ペアプログラミングならぬ「ペア・リサーチング」のススメ
2人のプログラマが同じ画面を見て、色々と議論しながら同時にプログラミングを進める「ペアプログラミング」もすっかり市民権を得た感がある。 最近、共同で研究をするときに、2人で研究の各フェーズ(議論、実装、検討)を同時に進めていく「ペア・リサ-チング」的な事をやったら思いのほか良かったのでちょっと書いてみます。 プロセスはこんな感じ: 1. タスクを決めて、関連研究を調べて、だいたいこういう手法で行こう、というのをまず決める。 2. ベースラインでも提案手法でも良いけど、「まずこれをやってみよう」というのを、少なくとも数式レベルではフィックスする。ここまでは相談して行う。 3. 同じ手法を2人で別々に実装する。 4. 入力データを共通にして、動かした中間結果もしくは最終結果を付き合わせる。 5. 結果に食い違いが出たら、食い違いの無い中間結果までフォールバック。実装を直す。これをバグが取れるまでやる。 ポイントは、二人でわざわざ同じ実装を作るというところ。普通の共同研究(共同開発)では、モジュール分けして実装を分担すると思うけど、ここではあえてこの車輪の再発明をしよう、というわけ。これには以下のようなメリットがある: メリット1:バグがすぐ取れる — モジュールごとに分担するとお互いの出力を無条件に信頼してしまい、最終的にうまく行かなかった時に、お互いに「俺のほうに間違いは無いはず・・」的な状況になってしまうことも。同じものを実装して結果を比べれば、どっちが、どこで、どのぐらい間違ってるのかが分かりやすい。 メリット2:手法に関する理解が深まる — モジュール分割してると、自分の担当外のところは話が分からなくても進んでいってしまうが、これはけっこう危険。論文では分かったつもりでも、いざ実装してみると「あれ??」となることがあるし、実装してみて初めて分かる直感的な理解、っていうのは計り知れない。このメリットが大きいかも。 メリット3:実験のスループットが上がる — 論文の締め切りに追われている時なんかは特に、実験のスループットが重要になってくる。この時に、手法の微調整などの「手戻り」が発生すると、モジュール分担している場合、修正の必要なモジュールの担当者がボトルネックになってしまう。同じ実装を別々にやる場合、自分の実装に対しては完全に主導権があるので、独立に修正を進めることが可能。 研究のプロセスはプログラミングよりも時間スパンが長いので、IMとかでゆるーくつながりながらやるのが良いかも。同じ実装してデータを見ながらあーだこーだ言い合うのはけっこう楽しい。新しいアイデアというのはこういう時に生まれてくることも多い。 もちろん、ペアプログラミングと同じで、ペアを組む2人の実力が同じぐらいで無いと、実力の高いほうが一人でやったほうが早い(比較優位の原則が働く)ことになってしまうので、共同研究は良いパートナーを見つけることが何よりも大事である(と、どちらかと言うと足を引っ張る側の自分が言ってみる) 人がたくさん居る研究室や研究所では当たり前のことかもしれないけど、自分にとっては新鮮だったので紹介してみました。
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Total: 39賃貸探しで不動産屋さんを攻めるポイントはたった一つどころではない
http://d.hatena.ne.jp/Gelsy/20081123/1227414778 賃貸探しで不動産屋さんを攻めるたった一つのポイント 確かに、構造形式を知るのは重要。特に防音を気にする人は。 でも、物件資料に「RC造」ではなく「鉄骨鉄筋コンクリート」とかそのまま書いてあるのも多いし、何しろ付け焼き刃的な「知ったか」はすぐバレる。 先月末、時間を取って東京で賃貸物件を探すために不動産屋を回ってきた。そこでの経験で、賃貸探しにおいて重要ポイントをいくつか発見できたので書いてみる。 やはり実際に不動産屋回りしてみないと気付かないことがたくさんあったので、これから探す人の参考になれば幸いです。 ポイント: ■ 不動産を選ぶ前に、不動産屋を選ぶ ■ 「山登り法」でどんどん良い物件を発見する ■ 家賃は交渉できる! ■ 不動産を選ぶ前に、不動産屋を選ぶ 「最低10件は内見してから決める」というのは、もう色々なところに書かれていて、もはや不動産選びの鉄則となりつつあると思う。これには禿げ上がるほど同意したい。実際、自分も今の物件に出会うまでに10件近く内見した。 でも、「10件内見」には意外な盲点がある。それは、 1日でそんなにたくさん回れない!(時間的な制約) 1日でたくさん回ると、物件情報の記憶が混乱する(記憶力の制約) の2点。 1点目については、特にこの時期は日が短いので、内見ができるのは実質夕方までだと思う。夜だと日当たりとか周辺環境とかが分かりづらい。数を回ろうと思うと、どうしても2~3日まとまった時間が必要。 2点目については、似たような条件の物件を一度にたくさん見過ぎると、物件の情報どうしが頭の中でこんがらがって、特に記憶力の悪い人(まあ自分なんだけど)にはかなり辛いということ。写真や動画で記録することによってある程度防げるけど。 なので、良い物件に出会うには数を当たらないとダメなのだが、下手な鉄砲はなるべく撃たないようにしたい。 そのためには、不動産を選ぶ前に、不動産屋をしっかりと選ぶこと。変な不動産屋に入るのは時間と記憶力のムダ。そのためのコツは、横文字系の大手チェーンはなるべく避けることと、事前にネットなどで不動産屋に関する情報収集をしっかりしておくことが大切。 例えば、mixiの地域コミュニティでは、「オススメの不動産屋は?」みたいなトピが立ってることもあるし、前回紹介したリンクなどを駆使して、その地域に引っ越した人に実際に聞いてみるのが良いかも。 自分の経験では、「駅前にある」「割と大きめな」「○○不動産」系の不動産屋が当たりの確率が高かった。個人で昔ながらやってるような小さいところに入ったら、頑固オヤジが出てきて「この辺の不動産屋は俺が仕切ってるゼ」的な雑談で数十分を無駄にするところだったことも・・・。 逆に横文字系のところに入ったら、だれでも見られるWebサイトで賃貸情報を検索し出して「ここなんてどうですか?」って・・・。いやいや、その情報、家からもう既に何回も見てますから。それで満足できなかったからここに来てるんですが。 ■ 「山登り法」でどんどん良い物件を発見する 良さそうな不動産屋をリストアップしたら、どんどん訪問する。予約を取ると吉だけど、平日とか、午前中とかに動ける人は飛び込みでも大丈夫。 始めに入った不動産屋で良い物件が見つかるのは期待してはいけない。大事なのは、「次の不動産屋では、さらに良い物件を見つける」ことを目標に、次々に不動産屋を訪問していくこと。これは、関数の極大値を、今の時点から少しでも良い方向へと繰り返し点を移動させていくことによって求める再急勾配法(山登り法)に似ている。 アルゴリズムで書くとこうなる。 入力:不動産屋のリスト 出力:X(最良物件) 1 X = null 2.1件目の不動産屋を訪問し、その時点で見つかった最良物件をXに代入 3.n 件目の不動産屋を訪問し、Xより良い物件が見つかれば、Xを更新 4.不動産屋のリストが尽きるまで、ステップ3を繰り返す … Continue reading
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Total: 35土地勘の無い人が東京で住むエリアを探す方法 下見編
前回の 土地勘の無い人が東京で住むエリアを探すためのお役立ちリンク のつづき。 ネットや書籍などで、東京の地理ににわかに詳しくなって、住みたいエリア候補の目星がついてきたら、実際に下見をしてみよう。これは、不動産屋まわりを兼ねてもいいかも。 自分も学生の時は、大学合格発表後のその足で、周辺の不動産屋に駆け込んだりもしたのだけど、その地域のことをよく知らないまま不動産を探し出すのはとっても危険だとおもう。 自分は、わざわざ東京で1泊宿を取って、2日間かけて下見をしてみた。そこで学んだことを書いてみます。 ■ 真っ先に「通勤・通学シミュレーション」をしてみる まずこれ。候補エリアのそれぞれについて、実際に使う予定の交通手段で、実際に通う時間帯に(ここ重要!)そのエリアから職場・学校まで実際に行ってみる。会社に勤めてると難しいかもしれないけど、平日にできるならベスト。電車なら早朝に起きて通勤ラッシュに揉まれてみる必要があるので、必要ならホテルなり知人・友人宅に泊めてもらう。 そうすると、通勤電車がどのぐらい混むのか、駅から自分の足でどのぐらい歩くのか、自動車の交通量はどのくらいか、道路の起伏はどのくらいか、等々、ネットや書籍からは分からない貴重な情報が得られる。 あと、駅での乗り換えにどのぐらいかかるかも重要ポイント。新宿とかの巨大ターミナルならなおさら。自分の住んでる名古屋だと、地下鉄は地上に出ずに短時間で乗り換えられるのが普通で、線ごとに分かれている東京の地下鉄駅を見てショックを受けたことがある。 「通勤シミュレーション」は下見に行ったら真っ先にやったほうがいいとおもう。なぜかというと、候補エリアが複数ある場合、この通勤シミュレーションをしてみると「やっぱりここはダメだ」というエリアが必ず出てくるため。自分の場合、話には聞いていたが、実際に乗ってみて大江戸線の深さとウルサさに絶望したので、それだけで候補エリアが半分に減った。これを下見の2日目にやってしまったため、1日目にムダなエリアを下見していたことになってしまったという・・・。 ■ やっぱり下見には自転車が最強 「通勤シミュレーション」でも生き残ったエリアには実際に下見にいってみる。 下見のときには、駅周辺の様子、住宅地の様子、スーパーやコンビニ、商業施設等々の位置など、実際に生活したつもりになってふらふら回ってみるのが良い。この辺の優先順位は人によって異なるので、自分の生活をリアルに予想しながら各項目をチェックする。 こういう目的に一番適しているのはやはり自転車だと思う(自分が自転車通勤を目論んでいるということもあるけど)。徒歩だと遅すぎるし、車やバイクだと小回りが利かなさすぎる。自転車は友人等に借りてもよいし、レンタルサイクルのサービスがたくさんあるので利用できる。自分は 無印の有楽町店 http://www.mujiyurakucho.com/info/index.asp で借りた。一日1,050円。他にも「レンタルサイクル」でググればたくさん出てくる。 ■ 携帯ナビ便利!! やはり土地勘のない地域を下見することになるので、地図は必須である。紙の地図でも良いのだけど、現在地を確認しながら自転車で色々回るのはけっこう骨が折れる。そこで本領を発揮するのが携帯型ナビ。携帯電話のGPSナビ機能ではない。 勝間和代氏も自転車での移動に活用していると聞いて前から気になっていたデバイスだけど、下見ほどこの携帯型ナビが活躍するシチュエーションもそう無いとおもう。日本全国の地図が手のひらに収まっているだけでも凄いのに、道案内までしてくれて、自分みたいな方向音痴には特に必須・・・。ネットで色々下調べをした結果、この nuvi 250 Plus http://www.iiyo.net/products/nuvi250plus/index.htm を購入。iPod Touch用のアームバンドとマジックテープで自作したマウントキット(と呼べるものなのか分からないけど)を使って自転車に固定して走行。 この携帯型ナビを使った自転車走行が実に便利で楽しくて驚き。ビルの谷間などちょっと電波が弱かったり、道案内が自動車用になってて自転車には少し違和感があったりと、多少残念な点もある。でも、トータルで見て十分正確でナビ機能もしっかりしているので、山手線の周囲あたりのエリアなら、一日4~5箇所は効率的に回れる。 意外に気に入ったのが、地点の「お気に入り」機能で、自分の気に入った地点やお店などの位置をブックマークしておける。Google Mapsをはじめ、同様のことができるWebサービスはたくさんあるけど、ネット繋がらなくても使えるし、見るときも便利なのでやはり携帯型ナビのほうに軍配が上がる。 たぶん引っ越した後のほうが重宝しそうな気がする。 ■ 五感を総動員して下見 せっかく下見に行ったのだから、ネットや本では得られない情報を集めるのに終始すべし。写真を撮るのもいいけど、風景を記録する、というよりは、回ったエリアを後から思い出すための手がかりとして考えておいたほうが良い。 他の地域は分からないけど、23区内では全ての電柱にそこの住所が書かれているので、写真を撮るときはそれが視野に入るように撮っておくと後から見直すときに便利。 下見の時には五感を総動員する。特に、ネットでは得られない「聴覚」「嗅覚」を重視する。「聴覚」は特に重要で、大通りを一歩入っただけの住宅地だと、行き交う車・バイクの音がうるさい所もあるし、人通りの多いところも気になる。とりあえず、自分が住みそうな住宅地に一歩入ってみて、そこで耳を澄ましてどんな音が聞こえるか注意してみたほうがよさげ。 「嗅覚」も、変な匂いのするところは大体NG。変な匂いの原因はだいたい飲食店街が近くにある、とかそういうので、そういう所の近くに住むとロクなことが無い。 あと、地元にある飲食店にふらっと入ってみて「味覚」を使うという手もある。美味しい店を見つけられればしめた物だけど、他の客の様子(住民のレベル・雰囲気)とか、混み具合とか、学ぶことも多い。 まぁこの辺は、同じ「エリア」でも場所によって大きな差があるので、不動産の内見のときでも遅くは無いかも。でもやはりエリアの雰囲気を肌で感じてくるというのは大事じゃないかな。なんだかんだ言って、最後に利くのはやはり「直感(第六感?)」なので、スペックで測れない「街の魅力」みたいな物を感じ取れて、「この街に住みたい!」って思えれば下見は成功じゃないかな。
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