研究所の内部
今週は、Ice Cream Social という、MSRのインターンで集まってアイスクリームを食べまくろうというイベントがあったのだけど、結局行かずに終わってしまった。というのも、同僚のchris-qと、たまたま興味があって読んでる論文が同じでそこに書いてある証明がどうしても納得いかなかったのでホワイトボードに書き殴りながら相談してたらいつのまにか終わってたという感じ。イベントも割と少なく平和な週。
MSRの研究者には、基本的に個室が割り当てられる。てっきりキュービクルだと思ってた自分はまずそこでびっくりしたのだが(もちろんインターンはキュービクル)、それぞれの個室には必ずホワイトボードが壁に埋め込んであって、よく人の個室を訪ねたり訪ねられたりした時に議論がエキサイトするとそのホワイトボードに式や例文を書いたりし始める。自分のいるインターン部屋にも1つあって、ちょっと大きめの問題を解く時など、紙ではスペースが足らない時によく使わせてもらっているが、こういう小さいところがけっこう生産性に影響を与えるもんだなと思う。
それに加え、マイクロキッチンの近くなど、3~4人で集まってダベることのできるスペースが研究所の内部には随所にあって、そのスペースの近くにも、マーカーで自由に書くことのできるガラスの仕切りが配置してあるので、証明やらモデルの式やらが落書きやらが自由に書き殴ってある。Σやら∫やらが踊っていかにも研究所、的な雰囲気を醸し出しているのが良い感じ。
インターンシップ
アメリカに来てから「アメリカは初めて?」とか「企業でインターンするのは初めて?」とか聞かれることが多いので、その度に、「いや実は前に一度・・・」といってGoogleのインターンの話を切り出すとたいてい興味を持ってもらえる(が、話すこっちは気を遣う)。プロジェクトの事は話せないので、たいていは無料の社食とか社内の遊び道具とかの話でお茶を濁すことになるんだけど、Googleのそういう部分はもうだいたい知られちゃってるので歯がゆい感じ。
先日ランチでその話になったときに、3年前にlucy-vの下でインターンしていた Rion Snow (ACL2006でBest Paper受賞)の話題が出た。彼は3年前にMSRでインターンした後、翌年Googleで、その翌年Powersetで、というように毎年インターンを渡り歩いてるそうで、今年はどこ行くんだろうね?という話。学生が複数の企業でインターンするのが日本よりもポピュラーなアメリカでさえも、これだけ渡り歩いてるとネタになるみたい。
MSRに来てからというもの、これだけ良い環境なら、Dを1年伸ばしてでも来る価値があるなと思っているので、少しでも興味のある人にはぜひオススメ。さらにMやDの最終学年に近づくほどインターンに来にくくなるので、動くなら早めのほうが吉ですよ。
研究
週の途中で、自分のやりたかった提案手法を、既に、しかもエレガントに実装して発表してしまってる論文を発見してしまう。研究につきものとはいえこの時の脱力感は何とも言えない。メンターのhisami-sさんも、逆によかった、さらに上を行く手法を考えよっか、みたいなスタンスでいるので、結局丸一日論文を読みまくってうんうん考えた挙げ句に異なるアプローチを思いつく。結果らしきものもぼちぼち出てきて、4週目でこれだけ進んでるのはけっこう早いほうらしいという話を聞いて少し安心。中にはインターン期間中にモデルを考えるところまでで期間が終わってしまって、後からメンターの人がしょうがなく実験を進めたりするケースもあるんだとか。
まだインターンの少ない4月から始めるという時間差が功を奏したのだが、そろそろ5月なのでインターンも増えてきて、ひどい流量という噂のインターン用のメーリングリストに来るメールの量がハンパ無くなってきた。流量を増やしてるのはMSRではなく本社のほうのインターンなんだけど、毎週どこかで「ゲーム大会しよう」「週末遊びいこう」「サッカーチーム組もう」みたいな話で盛り上がってて、みんなちゃんと仕事してんのか不思議になるくらいだ。




