Microsoft Research@シアトルでのインターンから帰ってきました。コネ・社会経験ナシの情報系大学院生が、腕一本で「世界で一番アツい会社」に就職するまでの記録
20 3月
今週18日, 19日, 20日と、東大駒場で開かれた言語処理学会全国大会(NLP2008)に行ってきた。今回は他のやるべきこととの兼ね合いで発表は無し。聴講だけで行くのは初めてかも。
研究については、自分の興味のある研究が語彙・辞書のセッションに集中してた。語彙関係の自動抽出系の研究も、派手な流行り廃りは無いにしろ相変わらず盛んなようでこういう系の話がたくさん聞けるのは嬉しい限り。
大会中に、僕の類義語獲得の論文をreferしてくれている研究を3つぐらい見つけた。2~3年前ぐらいに出したもので今から見たら突っ込みどころがありまくるし、発表中での言及も従来研究として「萩原らはこうやってやってますが、これではまだまだです」みたいなものもあるんだけど、やはりこうして参照してくれるのは嬉しいものだと思う。思うに、どんどん良い研究をすればするほど、それだけで引用という形で自分だけでなく他の研究者が勝手に宣伝してくれるので、最小限の努力で波及効果が期待できる。逆に中途半端な研究をやってしまうと、(研究室内の空気的に)研究会や全国大会とかで頑張って宣伝しなければならずコストパフォーマンスが悪い上に他の研究をやる時間も減ってしまう。投資みたいに、研究にも損切りって大事だな。
一日目の夜は若手の会の懇親会。参加者がすごい人数だったけど、いろんな人と話せてよかった。最近よく思うのは、同じ研究分野の友人というのは、学生の時にどんどん作っておくべきだなということ。(特任)助教ぐらいになってくると色々と気を遣うので、純粋に同じ立場で接することのでき、多少の非礼も許されるという学生のメリットは大きいと思う。こういう小さいことが、将来共同研究とか転職とか大きなことに発展する可能性が十分にあるのでなかなかあなどれない。
二日目の夜の本会議の懇親会のほうにも出席。色んな層の人がいて楽しい。失礼ながらNYUの関根先生をこれまで拝見したことがなかったので、最初絡まれたときはよく分からなかった(笑。研究について色々議論できたのだが、興味を持ってもらえたようでよかった。Nグラム+パターンを使った関連語の獲得って、広い意味で言えば文脈に基づいた語彙関係獲得なので特有の問題も大体同じ。文脈依存性とか多義語とか。この辺はいつまで経ってもFuture Worksの域を出ないのがもどかしいところなので今後ちょっとやってみたいなぁ。
ちなみに今回の滞在は宿を取らずに、一日目の夜は上北沢の友人宅、二日目の夜は王子のnobuyuki-sさん宅にお邪魔させていただく。噂の(?)60インチ+5.1chのホームシアターを鑑賞させてもらったせいか、自分でもこういうシステムが欲しくなった・・・。ホテル代わりにお邪魔された方には極めて迷惑な話なんだけど、こうして友人宅を訪れるとそこにその人の個性が出ててとても面白いなぁと思う。
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