バイドゥ(百度)株式会社で働くR&Dエンジニアとして、世界一楽しい検索エンジンを作っています。情報系大学院生が、腕一本で「世界で一番アツい会社」に就職するまで&してからの記録。
13 8月
先日、僕が開発者として参加しているプロジェクト「Serendi」の第2回ユーザーテストが都内で実施されました。非常に暑いなか、多くの人にご参加いただきました。ありがとうございます。
このSerendiについて少し紹介しますと、このプロジェクト、2006年後期未踏ソフトウェア創造事業に採択されたもので、GPS携帯を用いて参加するモバイルSNSです。位置やユーザーの嗜好に基づいて、ユーザー同士の偶然の出会いを演出してくれるという機能が特徴です。もちろん、メッセージを送ったり友人を登録できたり、と、ごく普通のSNSとして使えます。モバイルながらGoogle Mapsに対応してますので、近くにいる友人が地図上にレーダーのごとく表示される様はなかなか圧巻ですよ。
このSerendi、他のSNSにはないユニークな機能がありまして、そこを僕が主に担当しているのですが、そのユーザーの興味・趣味や友人関係などの情報から、ユーザー同士の「相性(Compatibility)」を自動で計算してくれる、というものです。上に書いた「偶然の出会い」というのは、このCompatibilityが重要なトリガーとなっています。
Compatibilityの計算アルゴリズムには色々ファクターが絡んでるのですが、大きく分けて(a)興味(interests)と(b)友人間ネットワークの2つの要素に基づいて計算されてます。(a)の興味については、「自動抽出」に対応していて、もしSerendiのユーザーがmixiやGREEなどのSNSに参加していれば、そこから日記をインポートして自動で解析してくれます。(b)についても同じで、mixiのマイミクのネットワークから、ユーザー間の「近さ」を計算してくれます。(a)については僕の専門分野である自然言語処理、(b)については共同開発者の中村さんの専門分野であるネットワーク解析を応用して実装しています。
まだまだアルゴリズムがナイーブなので、出てくるCompatibilityの値は「???」なことも多いんですが、この精度が上がっていけば、SNSを通じて趣味の友人をどんどん増やす、ということも可能になるかもしれません。もし、興味を持たれた方はぜひ使ってみてくださいね。
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