Microsoft Research@シアトルでのインターンから帰ってきました。コネ・社会経験ナシの情報系大学院生が、腕一本で「世界で一番アツい会社」に就職するまでの記録
7 7月
海外の大学院の留学情報を探してネットでふらふらしてて偶然見つけた、大学院修士・博士レベルの学生に対する指南書。修士・博士論文を書いて学位を得るための、心構えと役立つアドバイスが書いてあります。もう少し早く見つけて読んでいれば研究生活に対する意気込みも少しは変わったかも...。
The Researcher’s Bible
http://homepages.inf.ed.ac.uk/bundy/how-tos/resbible.html
以下、自分として参考になった(or 再認識させられた)点:
Most students pick research goals which are far too ambitious. It is particularly easy in Informatics to underestimate the amount of work necessary to automate a task.
「タスク自動化のための作業量を甘く見るな」 - これと関連して、研究において「実装力」、ようするに基本的なコンピュータリテラシとかプログラミング能力って無視できないほどウエイトを占めてるよな、って思うことが最近多いです。理論を実装してみて「感覚で理解する」っていうことも大事。
Set aside a part of the week for reading reviews and abstracts and skimming papers.
「論文やレビュー、アブスとを読む時間をつくれ」 これは耳が痛いです。自分の場合、テーマだけ大まかに決めていざ論文書くときになってはじめてその分野の関連研究を詳細に調べる、という順番でついついやってしまうことが多いから。そういう時に限って、既により良い結果を出している先行研究なんかを発見したりして泣きをみるなんてことがあるんですよね。
Once you have seen the solution to a problem it appears trivial. Then it is tempting to say `that’s too easy, I’ll try something else’. This is a non-terminating loop!
「解を見つけてしまうと、それがひどく簡単に見える。こんな簡単なわけがない、と思うと無限の深みにはまる」 - 得てして偉大な理論や解というのは単純なもの。
Doubts about your own ability can put you in a frame of mind where the dedication (Edison said that genius was 1% inspiration and 99% perspiration, and he should know.) and enthusiasm necessary to produce results evaporates.
「自分の研究能力に対する疑念が熱意を奪う」 - コツコツ小さな成功(指導教官や同僚に褒められた、ワークショップに出して良いフィードバックを受けた、etc)を積み重ねること大事。
Almost everybody finds it difficult to start work at the beginning of their working day, but once they have started, it is relatively easy to keep going.
「一日の初めに作業を始めるのは難しいが、一旦始めてしまえば楽」 - 僕は「その日にやらなければならない最も気乗りしない作業」をまず1日の最初にやってしまう、というのをモットーにしてます。なかなか難しいですがね。
Your research project must fulfil the following criteria: …
研究課題の選び方として、以下4つの条件を挙げています:(1) 熱意を持って取り組めること、(2) 修論・D論のレベルに相応なこと、(3) 3年でできること、(4) 指導者がいること。特に(1)はすごく大事。簡単に結果が出るのが分かってるけど面白くない問題より、先が見えないけど面白い問題を選んだほうが最終的には結果に結びつきやすい、気がします。
以下論文の書き方について。
Do not assume that any key ideas are too obvious to say.
「キーとなる考えが当たり前でも書け」 - 自分には当たり前でも他人には当たり前じゃないことがよくありますね。学会発表のQAで初めてそれに気づいたり。
Do not try to say too much in one paper.
「ひとつの論文に詰め込みすぎるな」 - 今後気を付けます。
最後にこれ。”Do not be too downhearted if your paper is rejected - you will be in good company.” — 論文がrejectされてもヘコむことなはい...得るものがたくさんある。
最後に論文の読み方、書き方等についても色々とアドバイスがあるので、その辺苦手意識がある人には参考になると思います。
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