訳あって、研究のほうで膨大なマシンパワーを必要とする作業があって、研究室のウン百万円サーバーを1ヶ月間フル稼働させてもなかなか間に合わないといった状況で、正直困ってました。

そのときにふと思い出したのがこのサービス。Amazon EC2 (Amacon Elastic Computer Cloud)っていって、前から話は聞いてたんですが、要するにクラスタのノード(XenのゲストOSみたいなもん?)を1ノード1時間10セントで貸してくれるというものです。


Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) - Limited Beta
http://www.amazon.com/gp/browse.html?node=201590011

で、使ってみた感想ですが、これなかなかいい!

ベータ版だし、なんか妙に安いし(少なくともそう見える)、正直期待はしてなかったんですが、まずそこそこの速さが出たことに満足です。スペックが1.7Ghz x86 processor, 1.75GB of RAM, 160GB HDってなってて、そのへんの下手なVPSより全然快適。(実際、これまで借りたことある海外VPSのどれよりも速いとおもう。frippaで借りてるさくらの専用サーバーにはさすがにかなわないけど。レスポンス的な意味で。)

あとは、名前にもあるとおり、”elastic”なことが大きいですね。マシンパワーが追加に必要だと思えばどんどんインスタンス追加すればいいし、必要なくなったやつは止めて眠らせとけばOK。イメージファイルに固めてAmazon S3っていうストレージサービスのほうに移しておける。使った分きっちりしか課金されないのでとってもフェアです。

CPUどれだけ使おうがきっかり時間で課金されるので、今回の目的みたいに、転送量少ないし、あとはずっとガリガリ計算するだけ、みたいな用途にもってこいです。もちろんWebサーバー立ててもいいとは思うけど、自分なんか学会前とかによく緊急の実験が立て込んできて、臨時でとにかくマシンパワーが欲しい!ってときになかなか使えるヤツです。今回は8個ぐらい借りて、研究室の8コアサーバーとあわせて16並列でできるからかなり助かります。

逆にアクセス数の少ないサイトとかをダラダラとホストし続けるという目的にはあんまり合ってないんじゃないかな。

ところで今回参考にしたページがこちら。色々「遅い」「時間かかる」って書いてあるけど全然そんなことなかったです。サインアップもすぐ、インスタンスの起動もすぐ、イメージファイルの作成も、どれも長くて数分ぐらいしかかかんなかった。中の人がんばってるなぁ。


Amazon WebサービスのEC2を使ってみた
http://kokogiko.net/m/archives/001772.html

そういえばSecond LifeもこのEC2を使ってるとかいう風の噂をどっかで読んだんですが(ソース紛失)、スペック的には使ってたとしても全然おかしくないかも。ああいう系の各CPUの独立度がけっこう高くて動的に規模が変化するようなサービスやるときには選択肢としてかなり有望だと思います。

ということでGoogleインターンに行ってあの巨大クラスタを走らせたとき以来のワクワク感に浸っております。こういうのGoogleが出してくれればいいのになぁ。